弁護士の仕事
中学生と、弁護士の仕事についてお話する機会があり、何でも聞いていいよ!と言ったところ、
「弁護士って何をしているのですか?」
「いつも法廷でやりあっているのですか?」
といった質問をしてくれました。
弁護士の仕事は、民事、刑事、家事、企業法務など、多種多様です。裁判もやるし、交渉もします。書面を作成したり、電話や打合せをしたりといった、地道な作業をすることが多いです。もしかすると、テレビや映画で見るイメージより、ずっと地味かもしれません。
また、何でも裁判をするというわけでもありません。
利害が対立するところでも、共通する利益だってあるし、話し合える余地は色々あるので、調整しながら、折り合いがつくことも多いと思っています。
そうはいっても、いざとなれば裁判で解決できる、という後ろ盾があるからこそ、裁判外でも合理的な話し合いがしやすい、ということはいえると思います。
自分や家族や友人を守りたい、安心したい、よりよい方法をとりたい、といった場面は、誰にでもあるのではないかと思います。
そういったときに、法律は、現実的な力になりうると思います。
法律家でなくとも知っておいた方がよいことはたくさんあるし、身近なものだということを、もっと伝えたいと思いました。